確定申告を間違えたときのペナルティー(1)過少申告加算税と延滞税

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税サポでは、確定申告を間違えて修正申告をしたり、申告期限に間に合わずに期限後申告をしたりした場合に受けるペナルティーについてご紹介してきました。ペナルティーとして課される税金には加算税延滞税があります。このような予想外の税務リスクを突然負わないよう、それぞれのペナルティーが課される場合について把握しておく必要があります。
税サポでは2回に渡り、このような税金についてご紹介していきます。
※ここでの確定申告とは、所得税および復興特別所得税の確定申告を指します。

ペナルティーとして課される「加算税」とは?

確定申告をすべき人が申告をしなかった、などというように申告義務が適正に履行されなかったと判断された場合、ペナルティーとして、本来納付すべき税金に上乗せして払わなければならない税金が追加されます。この追加される税金のことを加算税といいます。確定申告にかかわる加算税には、過少申告加算税、無申告加算税、重加算税などがあります。

過少申告加算税と延滞税

上記でもご紹介した通り、納税者の申告・納付の状況に応じて課される加算税という税金があります。今回は、加算税の中から過少申告加算税を取り上げるとともに、税金が期限までに納付されない場合に課される延滞税についても解説します。

1.過少申告加算税

過少申告加算税は、下記のような場合に課される税金です。

過少申告加算税が課される場合
1)納める税金が少なすぎた場合
2)還付される税金が多すぎた場合
つまり、期限内に申告はしたものの、修正申告を行ったり、税務署から申告金額の更正(訂正を求められること)を受けたりした場合に課せられる税金です。

また、過少申告加算税についての注意事項をご案内しておきます。

★過少申告加算税に関する注意事項★
税務署の調査を受ける前に自主的に修正申告をした場合には、過少申告加算税は課されないのが原則でしたが、平成28年分以後については、調査の事前通知の後に修正申告をした場合には50万円まではその5%、50万円を超える部分はその10%の金額の過少申告加算税がかかりますので、注意しましょう。

2.延滞税

延滞税は、下記のような場合に課される税金です。

延滞税がかかる場合
1)申告などで確定した税額を法定納期限までに完納しない場合
2)期限後申告書または修正申告書を提出した場合で、納付しなければならない税額がある場合
3)更正または決定の処分を受けた場合で、納付しなければならない税額がある場合
税金が定められた期限までに納付されない場合に、原則、法定納期限の翌日から納付する日までの日数に応じて自動的に課されます。利息のようなイメージです。

たとえば、平成28年分の所得税および復興特別所得税については、法定納期限である平成29年3月15日(水)の翌日から完納する日までの期間について延滞税がかかります。

過少申告加算税と延滞税の課税割合

下記に「過少申告加算税」と「延滞税」の具体的な課税割合をご紹介します。

1.過少申告加算税の課税割合

新規に納めることになった税額のほかに、その税額の10%の過少申告加算税が追加されるのが原則です。ただし、新規に納めることになった税額が本来納めるべき納税額もしくは50万円のどちらか多い金額を超えている場合、その超えている部分については、課税割合は15%になります。

2.延滞税の課税割合

延滞税の課税割合は下記の通りです。

1)納期限の翌日から2月を経過する日まで
原則、年「7.3%」
ただし、平成26年1月1日以後の期間は、年「7.3%」と「特例基準割合+1%」のいずれか低い割合により、延滞税が課されます。
たとえば、平成29年1月1日から平成29年12月31日までの期間の延滞税の割合は、年2.7%です。

2)納期限の翌日から2月を経過した日以降
原則、年「14.6%」
ただし、平成26年1月1日以後の期間は、年「14.6%」と「特例基準割合+7.3%」のいずれか低い割合により、延滞税が課されます。
たとえば、平成29年1月1日から平成29年12月31日までの期間の延滞税の割合は、年9.0%です。
より詳細を知りたい方は国税庁のWebサイトをご確認ください。

https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/osirase/9205.htm

また、詳しい延滞税の計算方法については、下記をご覧ください。

https://www.nta.go.jp/taxes/nozei/entaizei/keisan/entai_27nen.htm

過少申告加算税と延滞税の納期限

「過少申告加算税」と「延滞税」の納期限についても確認しておきましょう。

1.過少申告加算税の納期限

修正申告によって新たに納付することになった税額(本来納めるべき税額と納めた税額との差分+過少申告加算税)は、修正申告書を提出する日までに納めます。つまり、修正申告書の提出日が納期限となります。

2.延滞税の納期限

延滞税には過少申告加算税のような納期限はありませんが、原則として法定期限の翌日から納付する日までの日数に応じて、利息に相当する税額が自動的に課されるため、できるだけ早く納付するようにしましょう。

まとめ

今回は、過少申告加算税と延滞税について解説しました。確定申告をする場合には、申告漏れのないように余裕を持って準備し、ペナルティーを受けないように注意しましょう。
次回は、無申告加算税と重加算税についてご紹介したいと思います。

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