「保険料控除」を知る(4)-保険料控除の対象に“なる”ものと“ならない”もの

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以前のブログで「保険料控除の対象になる保険」についてご紹介しました。今回は「保険料控除の対象になる保険とならない保険」を一覧にまとめましたのでご紹介します。

■「保険料控除」を知る(1)-保険料控除の対象になる保険は?

「保険料控除」を知る(1)-保険料控除の対象になる保険は?
年末調整の時期が近づくとよく聞く、「保険料控除の証明書を持ってきてください」という言葉。「保険はいろいろ払ってい...

保険料控除とは?

保険料控除とは、納税者が特定の保険料を払ったことについて、一定の金額の所得控除(※)を受けることができるという制度です。
※ 所得控除:所得税額を計算するときに各納税者の個人的事情を加味しようとする制度

保険料控除の対象になる保険の種類は?

つぎに、保険料控除の対象になる保険にはどんなものがあるのかおさらいしてみましょう。

<保険料控除の対象になる保険の一覧>

生命保険   地震保険 
 1)一般生命保険 2)介護医療保険 3)個人年金保険  4)地震保険   5)旧長期損害保険 
 (例)
・新生命保険
・旧生命保険
 (例)
・介護保険
・医療保険
・がん保険
 (例)
・新個人年金保険
・旧個人年金保険

※詳しくはこちらの記事をご覧ください。

「保険料控除」を知る(1)-保険料控除の対象になる保険は?
年末調整の時期が近づくとよく聞く、「保険料控除の証明書を持ってきてください」という言葉。「保険はいろいろ払ってい...

保険料控除の対象にならない保険の種類は?

では、本題の保険控除の対象にならない保険について見ていきましょう。ここでは勘違いしやすい代表的な例をいくつかご紹介します。

1.自動車保険

自動車保険には、強制保険と任意保険の2種類があります。こちらは支払っても保険料控除の対象にはなりません。
・強制保険:自動車を使用する際に契約が義務付けられているもの。損害保険会社で契約する自動車損害賠償責任保険または共済組合で加入する自動車損害賠償責任共済(以下、自賠責保険)を指す。
・任意保険:自賠責保険では補償されない部分を補償するもの。器物損壊(ガードレールなどの破壊)や人身事故(死亡やケガ)など。

2.バイク保険

バイク(原付・125cc超250cc以下の二輪自動車)向けの任意保険です。「バイク保険」は実は俗称で、自動車保険の一種になります。こちらも1.と同様に保険料控除の対象にはなりません。

3.火災保険

建物や建物内に収容された物品(住宅内の家財用具、工場などの設備や商品の在庫など)の火災や風水害による損害を補填する保険です。一緒に入る地震保険は保険料控除の対象になりますが、火災保険は対象外となりますので、まぎらわしいです。

4.ペット保険

ペットが病気やケガで診療や手術を受けた場合に、かかった費用を限度額や一定割合の範囲内で補償する保険です。健康保険に加入していれば自己負担が軽減される人間と違い、ペットの場合は100%自己負担であり、とても高額になります。その負担を減らすために作られました。残念ながら保険料控除の対象ではありません。

5.傷害保険

ケガを対象とした保険で、突発性、偶発性、外来性があるケガについて補償するものです。加入者本人のみを対象とするものをはじめ、保険の対象者を拡大した家族傷害保険などがあります。保険料控除の対象とはなりません。

6.盗難保険

損害保険の一種であり、盗難に遭ったり、毀損または汚損されたりしたことで生じた損害を填補する保険です。ただし横領、詐欺、恐喝などによる損害は填補されません。また、保険料控除の対象にはなりません。

7.レジャー保険

レジャー中の事故で自分がケガをした時や、他人にケガをさせたり、ものを壊したりしたときの賠償費用などを補償します。代表例はゴルファー保険で、ボールが誤って飛んで自分や他人がけがをしたり、ゴルフバックの盗難に遭ったりなどを補償します。

8.海外旅行保険

海外旅行中の病気やケガをした時の治療費用や、他人にケガをさせたり、ものを壊したりしたときの賠償費用などを補償します。

まとめ

「保険料控除の対象にならない保険」、改めてリストにしてみると結構あるものです。こんなにあるというのにびっくりされた方もおおいのではないでしょうか。保険という名前がついているからといって、何でも保険料控除の対象になるとは限りません。内容を知ったうえで、ご自身に必要なものをきちんと選ぶようにしたいものですね。

【監修:税理士法人アディーレ会計事務所 税理士 花房浩平】

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