現物出資のメリット・デメリットって?税金がかかる可能性もある!?

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これまでの2回の現物出資についての記事で、基本的なことについてはご理解いただけたかと思います(現物出資についての記事をまだお読みでない方は下記をご覧ください)。今回は、「現物出資」を活用するためにぜひ知っておきたい「現物出資」のメリット・デメリット、そして「現物出資」でかかる可能性のある税金についてご案内します。

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現物出資の主なメリット

それでは、まず、現物出資を行うことによるメリットをご紹介します。

<現物出資の主なメリット>

  • 資本金額を大きくすることができる
  • 現金がない人でも発起人となることができる・減価償却により損金を計上できる
  • 経費を使わずに備品などの調達ができる

1.資本金額を大きくすることができる

発起人の手持ちの現金が少ない場合でも、現物出資をすることで資本金額を大きくすることができます。資金金額を多くすることができれば、それに伴って大きな金額の融資を受けやすくなりますし、取引先の信用も得られやすくなります。

2.現金がない人でも発起人となることができる

何人かが集まって会社を設立する場合、同額の出資をして平等に責任分担をするということはよくあることです。そんな中で、人脈やスキルがあってぜひ発起人になって欲しいけれど、「手持ちの現金は少ない。不動産ならある」という人がいる状況もあり得るでしょう。このような場合に現物出資という方法は役立ちます。他の発起人と同額の出資ができない場合に、その差額として現物出資を行うことで、必要な人材を確保し、平等な責任分担で会社を始めることができるのです。

3.減価償却により損金を計上できる

現物出資財産が、建物や自動車などの減価償却資産の場合、減価償却によって損金を計上することができます。減価償却については、今回は説明を省略しますが、節税につながる現物出資の大きなメリットです。ご興味のある方は、税理士などの専門家にお問い合わせいただければと思います。

4.経費を使わずに備品などの調達ができる

会社を始める時には、オフィスとなる場所にパソコンに車、家具など、いろいろなモノが必要です。そういったものを現物出資で受け取ることで、会社設立時の必要経費をほかのことに使うことができます。

現物出資の主なデメリット

次に、現物出資を行うことで、発生し得るデメリットをご紹介します。

<現物出資の主なデメリット>

  • 実際の資金面では余裕がない
  • 所有権移転の手間と費用がかかる
  • 面倒な書類が必要
  • 税金がかかる可能性がある

1.実際の資金面では余裕がない

資本金額は増えますが、実質的な資金(現金)が増えるわけではないため、会社を運営していくための運転資金に余裕が生まれるのは難しいということになります。

2.所有権移転の手間と費用がかかる

現物出資財産の名義変更や所有権の移転登記などが必要となり、手間がかかります。また、それに伴う手数料の支払いも発生します。

3.面倒な書類が必要

定款への記載に加え、調査報告書、財産引継書など、現金による出資の場合には不要な書類が増えます。

4.税金がかかる可能性がある

現物出資財産の種類により、出資した人と出資を受けた会社の両方にいろいろな税金が課される可能性があります。

現物出資に関係する税金

最後に、先ほど解説しましたデメリットの一つでもある、税金についてご紹介しておきたいと思います。

<現物出資をすることでかかる可能性のある税金>

  • 固定資産税
  • 不動産取得税
  • 自動車税
  • 消費税
  • 印紙税
  • 贈与税
  • 譲渡所得税
    など

どの税金が課税されるのかは、現物出資財産の種類や価額などにより異なります。先ほども申し上げましたが、現物出資をした人、もしくは現物出資を受け入れた企業に、上記のような税金がかかることがありますので、注意が必要です。事前に、税理士などの専門家にご相談いただければと思います。


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まとめ

いかがでしたか?現物出資にはメリットも多いのですが、当然のことながらデメリットもあります。デメリットをきちんと把握しておかないと、予想外の余計な手間や費用が発生してしまう可能性があります。特に、現物出資でかかる可能性のある税金については、出資を行った後で気づいたとしても、支払いが発生してしまいます。現物出資により資本金額の増加を図ろうとされている起業家の方は、あらかじめ税理士などの専門家に確認したうえで、現物出資財産を受け入れることをおすすめします。

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